いつもお読みいただきありがとうございます。
夫の本棚から勝手に拝借したこちらの本『池上彰のやさしい経済学』はご存知でしょうか。
京都造形芸術大学で集中講義をした内容をまとめた本ですが、前回は『しくみがわかる』というタイトル通り経済の仕組みについて解説しています。
そして今回紹介するのは、『ニュースがわかる』というタイトルの本。
①の方を読まなくても理解できる内容となっていますが通して読むとなかなか分かり易かったです。
いつも広く浅くいきたがるので本なども続編は時間を空けてから取り組みがちですが池上さんの本は分かり易く読みやすいのでどんどん読もうという気になりますね!!
- 『池上彰のやさしい経済学2』の概要
- 実際に読んでみた感想
著者:池上彰さんについて
かつてはNHKで報道記者として活躍されていましたが退局後はTVや書籍でニュースを分かり易く解説しています。
子供やタレントなどニュースをよくわかってない層を相手にも丁寧な説明が、視聴者である私たちもよく理解できる内容で経済を学んできた夫も『池上彰のニュースそうだったのか!!』や『世界一受けたい授業』などは録画して見る程。
ジャーナリストの他、東京工業大学の教授・経済学者など、経済の面で様々な顔をもっています。
池上彰ファンクラブ公式サイト (akiraikegami.com) | |
公式 池上彰と増田ユリヤのYouTube学園 – YouTube |
主な著書
池上彰の世界の見方 中南米: アメリカの裏庭と呼ばれる国々 単行本 | |
聖書がわかれば世界が見える (SB新書 596) 新書 | |
池上彰の世界から見る平成史 (角川新書) 新書 |
政治や経済、世界情勢についての著書が占めています。
今更わからん/(^o^)\という事が多い中、本当に為になる本ばかりです。
『池上彰のやさしい経済学2』の概要
先述の通り京都造形芸術大学の学生向けに行った講義の内容をまとめています。
ニュースでよく耳にするこれって?景気の良くない時に政府や日銀が何を行うのか?そもそも日銀って何をしとるんや/(^o^)\世界では?などなど今更聞いたりしないけど知っていればニュースが格段に分かり易くなるな!!という内容です。
著者 | 池上彰 |
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刊行年月日 | 2012年4月13日 |
価格 | ¥1,500(税別) |
体裁 | 四六判/280ページ/ソフトカバー |
『池上彰のやさしい経済学2』の目次を少しだけ紹介
- インフレとデフレ
- 政府か日銀か
- バブルへGO!
- 円高と産業空洞化
- 君は年金をもらえるか
- リーマン・ショックとは何だったのか?
- 日本はどうして豊かになれたのか?
という全7章から構成されています。
タイトルを見るだけでそういえばインフレやデフレって詳しい仕組み何だけとか円高ってどんな影響を及ぼすのかとか本当に興味深いね!!
実際に『いや、知ってますけど常識ですけど』という人はいるかもしれないけど、普段何気なくニュースを見ていても『ふーん』程度に聞き流してしまう人も多いと思います。
円高・円安、デフレ・インフレから世界情勢を踏まえた戦後の日本の立て直し、社会保障の問題まで基本のきをまとめた感じ。
『産業の空洞化』とか『GHQ』による財閥の解体とか、そういえば公民の授業でやったな・・・!!でも全然覚えてねーよwwwwwという残念な私の脳内でしたが読み終わるころには完全に理解した!!
本書の終わりの方にこんな文章がありました。
経済学という学問は、世の中を分析する一つの武器になり得るということです。経済とは要するに人間の営みであって、人々の思惑によって経済は動いている。そしてお金が回ることによって経済は発展し、お金が回らなくなるとうまくいかなくなるということも、わかっていただけたのではないかと思います。
『池上彰のやさしい経済学2』より引用
お金が回ることによって経済は動き、お金は私たちの生活と共に動いています。
ニュースが分かると経済の状況も理解できるし、より興味をもってニュースを見るようにもなります。
こんな人におすすめです
- 経済学に興味のある人
- ニュースをうまく理解できない人
- 社会保障などこれからのことに興味のある若者
など。
私みたいにただ時間を持て余してるから読んでみた(`・ω・´)という人も十分すぎるほど為になるんじゃないかな。
ニュースが分かるようになるにはもちろん、学生向けの講義なのでこれからの社会については自分たちで考えていけるヒントをくれているような感じです。
1巻では政治・経済の仕組みを学びましたが、本書では特にニュースを読み解く力、これからどうなっていくの?という年金問題などにも触れ、自分たちの事なのにまるで他人事にたいに興味を持っていない若者にそこ読んでほしいなと思います。
感想・評価
いや、今まで分からなかったのかよ!!と言われると耳が痛いですがざっくりとしか理解していなくて、読んだ後はそれに紐ずいてこんなことが起こるんだ、という事象もセットで学べました。
しかし基本のき、学生向けのやさしい内容なので元から理解している人は読まなくても良さそうです。
第二次世界大戦後GHQの占領下にあった日本は、歴史の授業では敗戦国としてこんな感じになりました。としか学んでいませんでしたが、経済を立て直す為、ひいては日本を豊かにして国外への流出を止めれば戦争しようとしなくなる!!など経済学の視点から読む歴史が本当に面白いし、年表で見ていくよりもすんなり頭にはいるなぁ。
1巻を読んでもそうだったけど、経済って難しそうっていうイメージが払拭されました。
世界の歴史や経済を見ればその動きが『当然だよな』と思えるようになりました。
また特に面白かったのdが歴史は繰り返されるという事。
日本でも30年くらい前にはじけたバブル。これが世界中で定期的に起きているということ。
バブル真っ只中は誰もバブルだと気づかないという点もずーっと同じだという事に驚きましたwwwww
経済学って、面白いんだなー!!
まとめ
- 『池上彰のやさしい経済学2』は京都造形芸術大学の学生を対象に講義を行った内容の『ニュースを読み解く力』についてまとめた内容です
- 1巻を読まなくても分かり易い内容
いかがでしたか。今回は『池上彰のやさしい経済学2』を読んだ感想をまとめました。
1巻を読み終わってからすぐに読み始めたので内容も頭に入ったままですんなり読めたよー!!
これでニュース番組も新聞もばっちりだわ(`・ω・´)
講義対象は大学生だったけど、これ多分中学生くらいが読んでも理解出来ると思う。