いつもお読みいただきありがとうございます。
人生100年時代ともいわれる昨今。お金の仕組み・流れについて勉強しておくことはとても大切な事です。
特に、”お金”という事については『売買に必要なモノ』『暮らしを豊かにするモノ』というようにざっくりしか分からない人というのは少なくないのではないでしょうか。
学校では習わないからね(;´・ω・)
『お金』というのほとんどの人が生きる為に必要なものです。
これからの時代、『よく分からん』とも言っていられないので↓こちらの1冊を紹介したいと思います。
旦那の本棚から見つけてちまちま読んでいたけど、分かり易くて面白かったです。
子供向けだけど大人でも知っておくべき事柄が多く、学びの種となるような内容でした。
- 『13歳からの金融入門』の概要
- おすすめポイント
- こんな人にオススメしたい
著者 デヴィッド・ビアンキさんについて
大学で経済学を学んだあと、法科大学院を経て弁護士に。この著書が発売された当時(2016年)で、36年の実績を誇っています。
2013年には『ベスト・ロイヤーズ』誌により、マイアミ地区の『ロイヤー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれれました。優秀!!
検索してみましたが、著書はこれしか見当たりません(`・ω・´)
『13歳からの金融入門』の概要
最初は2~3ページ程度にとどめておくつもりだったとの事。
息子くんは13歳なので、13歳でも分かる内容となっています。
著者 | デヴィッド・ビアンキ |
---|---|
和訳 | 関美和 |
刊行年月日 | 2016年7月20日 |
価格 | ¥1,500(税別) |
体裁 | 46判/224ページ/ソフトカバー |
13歳はアメリカでも日本でも、中学生の年齢です。
息子くんは学校でお金については何も教わっておらず、デヴィッドさん曰く『アメリカの学生はお金のことになると他国よりも疎い』らしい。これは日本にも言える事ですね。
本書を読めばおおまかな金融の流れが把握できます。
『13歳からの金融入門』の目次を少しだけ紹介
- おカネのいろいろな支払い方
- 株式市場はかっこいい
- 株を売買してみよう
- オプション
- ファンド
- 債券と譲渡性預金
- 企業分析
- おカネを借りる
- 金利
- 純資産
- 税金
- 経済
- ベンチャー・キャピタルとプライベート・エクイティ
など全部で16章から成り、他にも細かく分類されています。
文字数も多くなくさくさく読めちゃう。
様々な項に触れていますが、それぞれ深堀りせず、基礎知識だけを紹介しているので、詳しく知りたい人は興味のある項目を自分なりに調べてみよう。
アメリカで書かれたものですが、世界中についての事柄や、例えば『日本でも~』『日本では~』と書き足されているので分かり易いです。
読み進めていくうちに、こまごました違いはあるけれど、日米(といわず世界中で)で社会保障やお金の取り扱いに違いがないのも面白い。
こんな人におすすめです
- 金融に興味のある子供(中学生~)
- 金融の基礎知識が乏しいけれどこれから学びたい大人
- 子供にお金の仕組みを教えたい人
など。
おおっぴらにお金の話をするのは下品!!という風潮もありますが、これからの時代は必ず知っておかなければならない事柄です。
資産も保有しているだけではなく運用してみたり、用途の選択肢は数多くあります。
基礎知識を学ぶのは早い方がいいし、中学生くらいにもなると自分で資産を管理している子もいるかもしれません。
また、GDP(国内総生産)や国債など、大人でも『言葉は知っているしよく聞くけど実際なんやねん』というように、今更人に聞けないことを学びなおせるという点でもおすすめ。
実際、私もニュースではよく聞くけど知らんかった!!という内容も多くありました。
経済学を学んで仕事にしている旦那が所有しているくらいなので、いい加減な内容でもないはずです。
感想・評価
知識0でも旦那の書物をいくつか読んで基礎知識はちょっとだけある私です。
本書はそれを更に分かり易く(子供向けだもんね)、例を交えて伝えてくれるので、自分の持っている自信の無い基礎知識の答え合わせになりました。
また、口座やクレカ、デビットカード、オンライン支払など、まだお金を色んな使い方したことがない子供にはメリット&デメリットともに教えてくれる優しい教科書といった感じです。
知ってはいるけどなかなか言葉にしない事が多く、例えば税金の種類や国の財政の種類など。実際に振り返ってみるとそうだっけ?こんな事柄もあったんだっけ(;´・ω・)というような気づきもありました。
ほかにもファンドの種類など、ぼんやりとしか知らなかったことの輪郭が見えてきました!!
大人の私がこんな感じなのでやはり子供はもっと関心がない事柄だと思います。
親子で読んで、もっと金融について話す機会があっても良いかも💡
あとはやっぱり、
金融なんてとっつきにくいテーマですが、お父さんが教えてくれる感じなので読んでいる側も気軽です。
ところどころに挿絵があり、ページはあるけど文字数自体は少ないので、読むのが遅い私でも1章につき12~3分程度で読み進められました。
私みたいに頭弱い大人でも充分に理解できたよ!!
まとめ
- 『13歳からの金融入門』はパパが息子向けに金融を分かり易く説明した本です
- 引退に備える、支出が収入を超えないことなど金融の仕組み以上に大切なことが書かれています
いかがでしたか。今回は『13歳からの金融入門』という本の紹介を行いました。
もう30代ですがなにか(;´・ω・)
13歳の子供向けなので内容がとにかく簡略化していて分かり易い。
金融っていうのは複雑で1を学べば1に付属するあれもこれもって学ばなければいけないのですが、本書はところどことに『もっと色々あるけど難しいので簡単に』みたいな、この本では深く追求しないよ!!的なニュアンスが数多く含まれています。
最低限の知識だけを教えてくれるので、頭の中がごっちゃにならず、あくまで『金融に興味をもってもらうきっかけ』的な本なので、専門知識がなくても簡単に読み進めていくことが出来ます。
人生100年時代、資産も運用していく時代。
これからの時代を私たちや子供たちが金融を勉強するきっかけになるので、暇があったら読んでみては。