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寺社ではよく亀のモチーフを見かけることがあります。
亀さん以外にも多くの動物を境内で確認することが出来ますね。
このような動物は、神使(しんし:神様の使い)として崇められています。
この記事では、神使の中でも”カメ”について掘り下げていきたいと思います。
- “カメ”のご利益
- 関係が深い神様や寺社など
カメのご利益や意味
古来より瑞祥(おめでたいことが起こるという前兆)を告げる動物として崇められていました。
鶴とコンビで長寿・縁起物として現在でも多く親しまれています。
主なご利益
- 延命長寿
- 家庭円満
- 病気平癒
↓こちらは櫻山神社の手水舎にいる亀之助。やはり長寿にご利益があります。
↓こいつは恐山菩提寺にいる亀。いかついながらも子持ちです。
関係が深い神仏
大山咋神
山の地主神・農耕を司る神として知られており、比叡山及び松尾に鎮座するといわれています。
比叡山の日吉大社のご祭神として有名ですが、松尾の松尾大社でもご祭神として祀られています。
なんでも、大山咋神が国を定めた時に乗っていたのがカメであったそうです。
また、丹波地方を巡視する際には大堰川の緩やかな流れの箇所はカメに乗り、急な箇所はコイに乗っていたとか。
祀られている主な寺社
- 松尾大社
- 亀有香取神社
- 鵜戸神宮
など
上記の通り、比叡山および松尾の大山咋神に縁があることから松尾大社には多くの亀がいます。
また、亀有香取神社でも狛犬ならぬ狛亀がいたりと大変珍しいです。
他にも様々な神社で見かけることが出来るので探してみるのも楽しいかも💡
まとめ
- 寺社にいるカメは延命長寿や家庭円満にご利益があります
いかがでしたか。今回は寺社でよく見かける動物モチーフ”カメ”について紹介致しました。
寺社でよく見かける動物の代表としては『狛犬』や『狐』などがありますね。
他に手水舎では『龍』なんかもよく目にすることができます。
気にしてみるとカメだってよく至る所にいます。
寺社でも主に神仏に対するご利益ばかり求めがちですが、動物を探してみても案外楽しいですよ!!
- 神社の動物図鑑(二見書房)