書評

『映像の世紀』から『魔法の世紀』へ!! 時代の移り変わりと文化の変化を感じよう

やす田
やす田
こんにちは、やす田です。テクノロジーが進化し続ける昨今、私達はどんな風に生きたら幸せなのでしょうか。

いつもお読みいただきありがとうございます。

就活中ですが落ちまくっていて暇なので、例に漏れず旦那の本棚から勝手に1冊をセレクトして読みましたwwww
落合陽一さんの初めての書籍『魔法の世紀』です。
魔法の世紀
彼の著書は何冊か読みましたが、ビジネス系を中心に読んでいましたので、今回は何だか毛色が違うイメージです。

“現代の魔法使い”の異名を持つ落合氏ですが、本書のタイトルにも”魔法”の文字があり、彼の考え方の原点が伺える内容となっています。

この記事でわかること
  • 『魔法の世紀』の概要
  • 実際に読んでみた感想




著者:落合陽一さんについて

やす田
やす田
研究者、教員、デジタルネイチャー研究室の主宰。この本では主にメディアアーティストとしての面で書かれています。

国際ジャーナリストの落合信彦さんを父に持つ、様々な分野で活躍する男です。
幼少期より様々なことに挑戦し、応用物理・計算機科学とアートを融合した作品の研究、制作を行う”現代の魔法使い”。

また、本書の帯には敬愛する富野由悠季さんが『落合陽一はニュータイプだろう』とありますが、私もそう思うわ。

落合陽一公式ページ / Yoichi Ochiai Official Portfolio
落合陽一 Yoichi OCHIAI(@ochyai)さん / Twitter
(2) 落合 陽一 | Facebook
Yoichi Ochiai(@ochyai) • Instagram写真と動画
(34) 落合陽一録 – YouTube
niconico 魔法の世紀の記事:Daily PLANETS:PLANETSチャンネル(PLANETS/第二次惑星開発委員会) – ニコニコチャンネル:社会・言論 (nicovideo.jp)

主な著書

ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法 単行本
落合陽一 34歳、「老い」と向き合う:超高齢社会における新しい成長 単行本
忘れる読書 (PHP新書) 新書

ビジネスや経済学などを中心に、これからの社会について考えるタイプの書籍が多いような気がします。

『魔法の世紀』の概要

やす田
やす田
“メディア装置”の移り変わりとともに社会のと文化の変化を考えた1冊です。

“21世紀”の社会について落合陽一さんなりの視点で書かれています。

著者 落合陽一
刊行年月日 2015年11月27日
価格 ¥2,300(税別)
体裁 224ページ/四六判/ハードカバー

『魔法の世紀』の目次を少しだけ紹介

  1. 魔法をひもとくコンピューターヒストリー
  2. 心を動かす計算機
  3. イシュードリブンの時代
  4. 新しい表層/深層
  5. コンピューテーショナル・フィールド
  6. デジタルネイチャー

から成る全6章でところどころにコラムも掲載。
また、巻末には落合陽一さんのメディアアート作品の紹介もあります。

やす田
やす田
映像装置の誕生→進化、そしてそれに伴いこれからの21世紀の在り方や私達の生き方などに触れています。

馴染みのない用語なども出てきますが『注』書きがされているので安心です。
また引用も多いので簡単な論文のようなイメージ。

こんな人におすすめです

  • コンピューターとは何かを知りたい人
  • 時代の変化を学ぶのが好きな人
  • 落合氏に興味のある方

など。メディア装置やアートの歴史なども詳しく書かれているので単純に読み物としても楽しいです。



感想・評価

やす田
やす田
映像の歴史、アートの歴史などを知れて面白かった!!

例えば名画やその背景などの知識はありましたが、映像の歴史に関しては詳しくなかったので新鮮でした。
1章まるまる『映像の歴史』に割いているので、入りが楽しくてするする読んだよ。

また、紙の歴史、西洋と東洋での違いなんかも楽しかったです。
他にもアートの歴史なども。

人物や装置、作品なども写真付きでの紹介なので分かり易かったです(*’▽’)

やす田
やす田
“魔法”っていうふわっとした言葉が興味をそそられる。

落合さんの著書は何冊か読みました。どれも分かり易く読みやすい感じにまとめられていますが、今回は『魔法』というワードがわくわくさせられる要因でした。

本書では度々タイトルでもある『魔法の世紀』という言葉を使っているのですが、何かというと↓

目を凝らせば、これから起きる転換がどんなものかが見え始めています。僕はそれを「魔法の世紀」と呼んでいます。

『魔法の世紀』まえがきより引用

という事なのだそう。

彼の考えによると、コードを用いてモノや周囲の環境、世界の理を変えていく事が出来るような未来が来るとのこと。
それってつまり我々が魔法使いになれる世紀ということかな。

ゲームの世界みたいで楽しそう♡
私はどちらかというと変化を恐れないタイプですのでこの世界がどんどん変わっていく事にはむしろウェルカムです。その世界を見てみたい!!
そんな気持ちから読んでいてわっくわっくでしたわ。

やす田
やす田
そもそもメディアアートとはどんなものなのかを知る事ができました。

先述した通り、巻末に著者のアート作品が掲載されているコーナーがあります。
恥ずかしながら『メディアアート』にあまり馴染みがなく、聞いても『?』って感じでしたが実際に写真と説明書きを読んで理解できました。
いつか実物を見てみたいです。

まとめ

  • 『魔法の世紀』か落合陽一さんの初の著書です
  • メディア装置の歴史と共に世の中の変化を考察する1冊

いかがでしたか。今回は落合陽一さんの『魔法の世紀』について紹介致しました。
正直、今更感のある本ですね!!彼の著書何冊も読んでるのに今になって原点を読む。私の暇さのなせる業ですwwwwwww

ビジネスや経済などについての本が多くけっこうカッチリとまではいかないけどそれなりに根拠のある内容のものばかりでしたが、今回は『魔法』という言葉を用いての説明にいつもとは違う楽しさがありました。

また、装置やアートの歴史も本当に面白くて、本書では最低限の知識でのお話でしたでしょうから、自分でも色々と調べたくなったよ。
落合さんに興味はないよ!!という方でも楽しく読めるのではないでしょうか。

やす田
やす田
これからの未来、楽しみしかないわwwwww





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