いつもお読みいただきありがとうございます。
友人に『秋田市内に日本一低い富士山があるぜ!!』と聞いて行ってみることに(`・ω・´)
- 『明田富士』とは?
- 明田富士の見どころ
- 実際に行ってみた感想
Contents
“日本一低い富士山”明田富士に行ってきましたレポ
旦那の転勤で秋田からの引っ越しが決まっていた2021年の春、旦那のみ先に新天地にて勤務していたので別居状態でした。
ついでに私もニートだったので平日は友人も捕まらず毎日暇だったから丁度良かったwwwwwww
『明田(東通)』にそれはある!!と聞いていたので早速行ってきたよ(*’ω’*)
当時は駅前に住んでいたので10分ちょいで行けました。
明田富士とは?
wikipediaによると、富士山(ふじやま)と紹介されています。
“明田富士”という名前は地域名からきているようです。
標高は35メートルと山としては非常に小ぶりです。
鎌倉時代と推定される頃、富士太郎(六郎とも)という豪族の館があったという。当時から山頂で富士権現を祭っていたと伝わり、山名の由来になったものと考えられている。
江戸時代に久保田藩主の佐竹義宣が久保田城を築城する際、城下町建設のための土盛りに、富士山を削った土を用いた。明治以降になっても低湿地埋め立てのための土取りは続き、現在の山は往時の1/4程度しか残っていないという。
wikipediaより引用
こんな山があったなんてね!!
秋田市民なのに全く知らなかったでござる。
実際に行ってきました!!~周辺情報~
情報提供してくれた友人には『明田にある』としか聞いていなかった為、googlemapを参考に行ってきました。
しかしながら、mapが指す場所に案内板が無い・・・だと?!!
少し歩くと案内板があり、mapとは多少のズレがあるようです。
↑これがそれ。
時間も沢山あったので周辺もまわってみました。
とはいっても範囲は狭いんだけどね。
ちなみに『尋常小学校跡地』は切り立った感じの何もない場所で特に案内板も出ていなかったため紹介は無しです。
磯前神社
史跡内では一番大きいかなという神社です。
鳥居のあと、長めの参道がありました。
町内会館とかもあるけど基本無人の神社です。
佐竹藩が磯前神社を勧請して建てたようです。
ご祭神は、大名持名&少彦名命です。
参道には沢山の庚申さまもいました(`・ω・´)
他にも小さな観音様?(多分薬師菩薩かな?)みたいなのもいらっしゃって、無人ながらも手入れも行き届いており気持ちよく参拝出来ました。
明田神社
磯前神社の参道の途中にあった小さな神社です。
馬頭観音堂(後述)が売却移築されてから地域に不幸が続いたため、この地に改めて馬頭観音を祀ったのだとか。
“観音様”ですが神社なんですね。
四番五番札所
四番札所には”明田観音堂”とあります。
2つの札所には何やらお札が複数打ち付けられていますがどれも古い。剥がれた後なんかもあり歴史を感じます。
秋田市の冬の民俗行事で、西国三十三か所霊場にみたてて順番に札打ちをします。
3年以内に亡くなった近親者の戒名を木札に書き、御詠歌を謡いながら寺社に打ち付けます。
なるほど、どちらの社にも詩のようなものが書かれていますね(`・ω・´)
打ち付けられいるお札も故人の戒名ということです。雰囲気あるなー。
泉・手形・楢山・保戸野・八橋を徒歩でまわる行事です。
ちなみに4番&5番の霊場は楢山にある長泉寺ですが、実際の札の打ち付け所はこの明田だった模様です。
地主稲荷神社
昔、老松(後述)の根本に住んでいた白蛇の化身である美女に恋をした地主ボーイが、結ばれない恋と知り神社を建立ることを願ってできたのが白山神社です。
明治期に磯前神社に合祀され、その後このお社にはお稲荷さんをお祀りしています。
切ねー(´;ω;`)
保存樹 千歳の松
奥にあるのが地主稲荷神社。
看板から遠くてどれが保存樹や・・・。
↓一応神社の隣に立派な松があり、注連縄がついてるのでこれかな?と思うのですが、よく見ると【名称 白山の松】とあります。
言い伝え通りだとこの木で間違いはなさそう。樹齢は不明とのこと。
馬頭観音堂跡
“跡地”というだけあってなにも無いですね・・・(´・ω・`)
昔、近隣の農家の馬の安全を守る為に立派な馬頭観音堂があった模様。
大正期に売却移築したとのこと。
それで先述した通り災難が続いて明田神社の建立に至ったわけですね。
いや、どの辺に馬が・・・?と言われれば私もよく分からないんだけどさ・・・。
実際に登ってきました!!~明田富士~
入口は太平川沿いを少し歩いたところにあります。
何気に立派(∩´∀`)∩
途中、稲荷神社があったよ。
『明田稲荷大明神』と紹介されています。
お社は閉じていますが、(写真ないけど)のぼりもあってきちんとした”神社”感がありました。
登山口からはちゃんと舗装された階段が続いています。
入ってすぐは緩やかでしたがだんだんと急になってきました。
広場は2段になっていて、下段にはベンチ、タイヤの遊具、山岳会が植えた木を記す標が立っていました。
続いて上段、山頂広場は結構広かったです。
ここが『日本一低い富士山』という標もしっかりとありましたwwww
標高は35mと低いものの、そもそも秋田市にあまり高い建物がないので、これでも結構見晴らしはOKです(`・ω・´)
下段もそうでしたが山頂にも多くの桜🌸が植えてあったよ。
行ったのが4月8日とお花見の時期には早かったので全て蕾でしたが満開の頃にはきっと素敵なんでしょうね(*´▽`*)
地元の人は知ってるでしょうが、そうでなければ穴場かも。
この日はここでお弁当いただきッ!!
それから、『富士大権現』なるものもお祀りされていたよ。
ご祭神は木花咲耶姫とのこと。
アクセス
秋田駅からは徒歩15分程度。
🅿パーキングは無しです。
周辺は道も狭い為路駐も厳禁だから注意しよう💡
まとめ
- 『明田富士』は日本一低い富士山です
- 鎌倉時代に富士太郎ろいう豪族の館(城)があった場所といわれています
- 周辺にも数々の史跡があり面白い
いかがでしたか。今回は秋田市は東通りの明田にある富士山『明田富士』に登ってきたよ。
登るといっても標高は低いので大したことは無いのだけれど・・・。
それでも周辺には寺社や諸々があり、秋田市に関して分からないことだらけの秋田市民である私はとっても楽しかったです。
知らなかったけど札所巡りにも興味が出てきたよ~。
大通りにあるわけでもないし、ひっそりとある史跡&山ですが十分楽しめたので時間がある方は是非立ち寄ってみては。