いつもお読みいただきありがとうございます。
仕事というのは生活していくうえでほとんどの大人が取り組む労働の事。
AI化が進む昨今、このままいけばAIが仕事を代替する世の中になるのは安易に想像がつきます。
そんな世界になったら、無くなってしまう仕事や需要が高まる仕事が出てきますね。本書はAI化が進んだ未来に見る仕事の在り方を紹介しています。
今回も勉強熱心な旦那の書物です。
旦那のようにビジネスについて熱心でない私でも楽しく読む事が出来ました。
『好きを仕事に』なんていうワードは最近よく聞きます。
私もまだ仕事にはなっていませんが好きなイラストを描いて、ブログに貼り付けて遊んでいます。私みたいな奴、実は結構多いと思います。そんな私みたいな趣味を充実させている人種の未来はどうなっているのか考察しました。
- 『10年後の仕事図鑑』の概要
- おもしろポイント
- オススメしたい人など
著者や本書の内容はもうご存知ですぜ!!という方は感想まで読み飛ばして頂いてもOKです(`・ω・´)
Contents
著者1:堀江貴文さんにつて
そもそも実業家てなんやねん。というところですが、ざっくりいうと、企画経営者みたいなものです。実業を行うには経済を考慮しなければならないのでそういったことにも詳しいわけです。
また、その仕事術のノウハウをまとめた数々の著書も出版しています。
近年はユーチューバーとしても活躍しているので、興味のある方は必見です。
私は高校生の頃、ライブドアブログで日常をつづっていたのですが、プロ野球球団の買収に名乗りを上げたことをきっかけにこいつの顔を知りました!!
その後証券取引法違反で逮捕されますが、お勤めが終わってもその人気は衰えず、むしろ自分の経験値として財産にしている部分が人々を掻き立てるのではないでしょうか。
そして、実に多趣味。ゴルフやサバゲーなど。ロケットの開発や投資にも積極的で、とてもロマンがあり憧れを抱く人が多いのもうなずけます。
自分のやりたいことにまっすぐ正直なのでアンチと呼ばれる人の中には、彼に対する羨望や嫉妬も多いだろうと思います。この世の中自分の事だけを考えて行動できる人は少ないですしね。
あと、個人的な評価としては、『バカを釣る天才』かなぁ、とも。
彼はTwitter上の発言で度々炎上しています。
そもそも、頭がいいので自分の発言がどんな結果になることぐらいわかっていると思うのですが、分かってやっているなら天才ですね。だってその分メディアを賑わせて知名度上げてるし、自分の発言で様々な議論が始まるから。
当初は頭が悪いのかなと思っていたけど、今の評価はただの天才だったでござる。
ZEROICHI – 「0→1」を共創するメディア | |
堀江貴文(Takafumi Horie)さん (@takapon_jp) / Twitter | |
(1) 堀江 貴文 | Facebook | |
Takafumi Horie (堀江貴文、 #ホリエモン)(@takapon_jp) • Instagram写真と動画 | |
堀江貴文 ホリエモン – YouTube |
主な著書
多動力 (NewsPicks Book) 単行本 | |
好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書) 新書 | |
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 単行本(ソフトカバー) |
ビジネス書が中心ですが様々な事を手掛けているので参考になりそうです。
著者2:落合陽一さんについて
普段テレビを観ない私にはこいつが何者なのかさっぱりでしたが、旦那と暮らし始めてから観るようになったテレビによく出ている人というイメージです。旦那の本棚にも彼の著書がズラリと並んでいるのでビジネスに詳しい人かな~くらいの認識でした。
経歴を見てみると、ジャーナリスト・作家の落合信彦さんのご子息です。世の中や経済に興味を向ける環境があったんですね。
筑波大学を卒業し様々な大学の客員教授を経て現在は母校筑波大学の教員。
本書の中にも記されていますが、教員・メディアアーティストの他に自身で会社を創立したりと多くの肩書を持っています。
堀江さんと同様、自身の持つ思想やビジネスのノウハウを活かし多くの著書も出版しています。
ユーチューバーとしても活躍していますが、ビジネスにとらわれず、メディアアーティストとしての映像を数多く配信しています。
個展や企画展も多く、思想だけでなく行動力が伴っているので支持を得やすいんですね。
主な著書
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書 単行本 学ぶ側、教える側のヒントが満載!! 【書評】 |
|
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 単行本 | |
デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂 単行本 |
経済学や自己啓発が多いイメージです。
しかし、彼の著書をいくつか読んでみて、私のように全く経済などにも無知な者でも理解が出来る内容が多いです。
『10年後の仕事図鑑』の概要
10年後というのはざっくり目安の事で、AI化が進んだ未来のことを表しています。それは5年後かもしれないし20年後かもしれませんがその時は必ずやってきます。
2人の対談を文字に起こしたもののようですが、本書は対談形式ではなく章ごとに本当に分かり易くまとめられています。
著者 | 堀江貴文×落合陽一 |
---|---|
刊行年月日 | 2018年4月13日 |
価格 | ¥1,400(税別) |
体裁 | A5判/256ページ/ソフトカバー |
『10年後の仕事図鑑』の目次を少しだけ紹介
- 激動の時代を生きるあなたへ
- すべてが逆転するこれからの働き方
- なくなる仕事・変わる仕事
- 生まれる仕事・伸びる仕事
- お金の未来
- 日本の幸福と社会について
- ピュアな情熱に導かれた”自分人生”を生きよ
という大きな段落から成り、更に各章ごとに内容が細分化されていて読みやすいです。
目次からもわかる通り、将来的に変わっていくニーズに合わせて無くなったり新たに生まれてくる仕事について紹介しています。
また、仕事に対する価値観の変化に伴うお金の在り方やこれから生きていく上でのアドバイスなどもあり楽しく読むことができました。
私たち大人がこれからを生きていくために方向を修正するための指針になる他、イラスト付きで子供でも分かりやすい内容だったので子供が将来を考えるきっかけにもなりそうです。
AI化が進んでいけば、人の手の必要が無くなる仕事が必ず出てきます。
身体の不自由を補う義手・義足なんかも進化して介護分野でも本当に人の手の必要なところだけに向ける事ができるという訳です。
逆に、事務のように会計ソフトがもっと効率化すると人の手なんて要らなくなるのでその分だけ人員がカットされますよね。
AIが仕事を代替するようになると、必ず伸びる仕事、無くなる仕事が出てきます。では自分の仕事は?
食いっぱぐれのない仕事と言われていたプログラマーですら、今は危ういのです。
自分でプログラミングを組めなくても、プログラムが配布されている訳ですから。
現にこのブログも、プログラミングを学んで資格もある私が1から組もうとしたけど学んでから時間が経ちすぎて全然覚えていないぜ☆彡という状態でもブログテーマ(カスタマイズのテンプレート)を使うだけで簡単に作成することが出来ました。
こういった便利な機能が無料~配布されているので今が安泰という仕事でも未来はどうなっているか分かりませんよ!!という事。
これからの未来でどう生きていくのか、すでに始まっている未来で普通が普通ではないという意識の改革も必要です。
本書は圧倒的な思考力・行動力をもって時代の最先端を行く2人なので自分だけでは考え付かなかったような発想にも触れる事が出来ます。
こんな人におすすめです
- AI化によって仕事が奪われるかも?と思っているビジネスマン
- まだやりたい事が見つかっていない若者
- これからの未来をどう生きていけばいいか分からない人
- これから将来を考えていく子供たち
&more!!
私のように仕事を奪われるとも思っていないし、やりたい事も明確な人が読んでも楽しいと思います。私が楽しかったし。
自分がどう生きていくのかという事をしっかり決めていても、その発想があったか!や、私はそうは思わないけどこいつらが口を揃えて発言するくらいだからそういう考え方もあるんだな!という気づきも多く、現代を生きる全ての人におすすめできる内容です。
柔軟に世の中を受け入れて、一歩踏み出す勇気を。
川藤先生も言っていました。『道を切り開くのは自信と勇気』!!
感想・評価
え?堀江貴文?落合陽一?ぜってー難しい内容じゃん!!と思いがちですが、実際に読んでみたらサクサクいけました!!
始め、ブルーの蛍光ペンでマーキングされている部分があり、『旦那は勉強熱心だなー』と思って読み進めていくと、どうやら初めから印刷されている模様。なるほど、これな大切な部分が分かり易い!!
ですが、読み進めていくうちに、
という感想。
ですが案ずることなかれ。分かりずらい用語には印がついており、その章ごとの末ページにきちんと解説されています。
全体的に私の様に教養がなくても理解できる内容です。
それぞれの仕事について触れている章では、イラスト付きで分かり易くまとめられています。『図鑑』というタイトルに嘘偽りはないですね。
正直、簡単なイラストなので無くてもいいような物ではあります。それは文章だけでも充分に理解できるし読んでいて納得のできるものだからです。
ですがやはりイラストはあった方が良い。私がイラストを見るのが好きだからというのもありますが、読んでいてマンネリ化しないから。読むのが一層楽しくなりました。
正直、AI化が進めば『そうだよな~』という事ばかり。私もいずれはそうなるだろうと予想したものが多かったです。
だから、本書を読まなくても今後の仕事の在り方について想像できる人は多いと思います。
そして、『お金』の概念についても触れ、未来をどう生きるかという2人からのメッセージも。
未来の仕事を予想するだけなら1人でもできますが、それについて考えや学び方を知るのはやはり堀江さんや落合さんのような『お金の動き方・動かし方』を知っている人の考えを吸収する事だと思います。
2人分の考えが1冊にまとまっていて、それぞれの話にお互いが少しずつ補足するという書き方は、読み物としても単純に面白い。
つらつらと2人の考えが並べられていますが最終的には『自分のやりたい事をやれ』というような感じです。
適当な奴にいわれたら何だこいつと思っても、本を読み進めていくことでわかる2人の言う事の根拠とそれに伴う行動力が、私たちを納得させてくれました。
堀江さんのいう事は極端すぎるのでは?という例も多いですがそれについての解説や落合さんの補足でなるほど!!という点も多かったです。
なにをしたらいいのか分からない。
そんな人は『夕飯のメニューを考える』だとか『いつもと違う道で帰る』という至極取り組みやすい目標から提示してくれているので、当初の堅苦しさもなく、自分の立ち位置が明確でなくても読んでいて意義のあるものだと思いました。
イラストレーター・ブロガーの未来について思う事
本書の中では度々、『好きなことに打ち込め』『仕事になるような趣味を持て』というワードが出てきます。
それは、好きだからこそその分野に特化できて趣味だけど仕事になる、本当に好きなことを仕事にできるという事です。
会社に使われている人は、AI化が進んで人の手が不要になると仕事がなくなりますね。
近年知名度を上げてきている人物の中にユーチューバーが多いのはご存知だと思います。子供の将来なりたい職業にもランクインしています。また、ひつじさんやイケダハヤトさんのようなブロガー、『いらすとや』で有名なイラストレーター・みふねたかしさん。それぞれ自分が好きなことに取り組んだ結果です。
YouTube配信やブログなどは副業としても人気で手を出す人は結構多いんです。
だけど稼げないとか忙しくて続かないと辞めてします人口も多いのです。
ヒカキンさんだって有名になるまで数年かかっています。
これはやはり好き♡という情熱が無ければ続かないし出来ない事。だから『好きなことに打ち込め』という事なんです。本当に好きなら没頭できて気づいた時には仕事になっているから。
これからの時代、YouTubeやブログの様に自分の好きを表現・発信するツールはどんどん日常の一部と化していくと思います。
挑戦する人口も増えていくし、成功のノウハウも溢れてくるでしょう。
そうすると、他の皆と何かを差別化させていかなければなりません。
私は、今の私のスタイルが良いのでは!!と思います。自分で書いた文章に自分で描いた挿絵を貼る。
簡単なことです、ブログだって『書かないアフェリエイト』や『自動化』を歌うものも出てきています。自分で書かなくてもクラウドワークスで記事を募集すれば簡単ですもん。
ではどうやって差別していくかと考えたら簡単なこと。自分にフォロワーを付けれはいいんです。
この人の記事なら読みたい、この人の絵が好きだから見たい。それだけで人は集まってくるもの。
だから、自分の記事に挿絵を入れられるというのは私の強みですね。
決して絵も文章もうまいわけではないのですが、描く(書く)のが楽しいから続けていけます。
素材イラストだとアイキャッチ画像には良いかもしれませんが文中の説明には向いてないものも多く、これだ!!というものは他のサイトで使用されているものと駄々被りの可能性も。
これからの未来は自己表現の場が注目を浴びます。そこで表現の手法が文×絵だと誰にも真似できないオリジナリティ溢れるものになると思います。
文×絵に限らず、音楽×絵、文×動画など、自分に特化したものを組み合わせていけば、唯一無二の作品になると思います。
そこで他との差別化を図ればただの趣味が、真似のできないすごいものになっていくのではないでしょうか。
まとめ
- 『10年後の仕事図鑑』は堀江貴文氏、落合陽一氏による合同の著書でAI化が進んだ未来における仕事・働き方について解説した本です
- これからの未来、伸びる仕事・なくなる仕事についても説明
- お金というものの概念、信用>お金についての解説
- 2人分の考えがまとめられていて面白い
- ビジネスマンだけでなく、新たに始まる(もう既に始まっている)新しい世界で生きていかなければならない全ての人が読む事が出来る
いかがでしたか。
ビジネスに精通している旦那の持ち物ですが、全然よくわかっていない私でも普通に読む事が出来ました。
ビジネス用語を多用しており若干『?』ともなりましたがしっかり解説のページも設けられているので理解出来ました。
堀江さん&落合さん(経済に精通している人)は根本的な考えが同じ様な感じですが、どちらかというと堀江さんの方がはっちゃけていて落合さんが冷静な印象を受けました。
堀江さんの例すごく極端だからwww
でもそれも笑いごとではなく、可能性としては大いにあり得ることです。
本書の言葉を借りるなら、『働かなくてもいい未来が来る』とか。
どちらか一方の話を読みたくてこの本を手に取ってみても結局2人分の考え方を吸収しちゃうので面白かったです。
私もやりたい事にもっと真剣に打ち込もう♡
そう思わせてくれた一冊でした。
もっと早く読めばよかった。