『下手な人生論よりトップアスリートの名言』を読んだ感想などまとめ

いつもお読みいただきありがとうございます。

今回も暇すぎて旦那の本棚から1冊拝借致しました。
経済学本やビジネス書が中心の旦那なので異色を放っています。

ぱらぱらとめくってみても難しい内容ではなさそうだったので読んでみました。
この記事ではスポーツド素人の私がスポーツ心理学に基づく本書を読んでみた感想をまとめています。

著者:児玉光雄さんについて

以前は体育大学の教授だあったりとスポーツに精通しています。

主な著書

	勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意 (サイエンス・アイ新書) 新書
	一流の本質 ずば抜けた成果を出す科学的努力の技術 (サイエンス・アイ新書) 新書
	1日1メニュー! 右脳活性トレーニングで頭も体もボケない人になる! 単行本

心理学的が著書が多いですが、子供の脳の発達～大人の悩みまで色々と手がけています。
また、今回紹介している書籍のように、実際のアスリートから学ぶという書籍も多数あり。

『下手な人生論よりトップアスリートの名言』の概要

流石は『スポーツ心理学者』。12人のトップアスリートの名言を、彼らの背景と共に紹介。
1人のアスリートにつき、複数の名言を紹介してくれています。

著者	児玉光雄
刊行年月日	2012年6月23日
価格	￥1,320
体裁	205ページ/ソフトカバー

『下手な人生論よりトップアスリートの名言』の目次を少しだけ紹介

以上、12名です。
どの方もスポーツに詳しくなくても知っている選手ばかりですね!!
競技が偏っていないのもポイントです💡

また、各章の末には日本人に限らず世界中の様々な選手の名言も紹介されています(解説無し)。

偉人や人気アニメの名言集などはよく見かけますが、アスリートの名言というのはなかなか見かけない気がします。

アスリートの名言というのはそれだけで素晴らしいですが、その発言時期(大会前や敗北後など)と心情を解説してくれる事によって自分の境遇と重ねやすいし、理解が深まる気がします。
単にただの”名言集”というだけではなかなか評価は出来ないものでも心理学者の観点からの解説付きでより分かり易いと感じました、

こんな人におすすめです

など。
アスリートというのは私達が普段生活する何倍も夢に向かって努力をしているので、その背景を見ながらそれぞれの発言を理解するという事は、そのスポーツや選手を理解するということ。
また、解説の中には、こうこうこういう考えがビジネスにも繋がるとか大切とか書かれているので、ビジネス書としての一面もあります。

私なんてただ単に暇だったから旦那の本棚を漁っただけなので私のように時間つぶし目的で読んでも十分に楽しめる内容となっています。

感想・評価

例えば、柔道の谷亮子さんの『最高で金 最低でも金』などのように誰しも知る名言でなく、試合前や後のインタビューでの発言からの抜粋など、そんな発言あったんだ・・・!!という言葉の紹介多かったので読んでいて面白かったです。

また、なぜその発言に至ったかなどの解説もあり、なかなか”言葉”の紹介だけでは理解しきれない部分もあったので助かりました(∩´∀｀)∩

アスリートの前向きな思考だけでなく、敗北した後の呆然とした姿から、それを受け入れてまた立ち上がるような発言などもとても為になったよ💡

これは本当に人によると思うのですが、発言を1ページごとにまとめるなどしてくれた方が読みやすかったかな。
本書の形式は1つの発言に対して、発言を枠線で囲み紹介後、文章で解説されています。

今まで読んでいた本が、重要部分が太字とかマーカー付きとか、1ページにまとめるとか図解ありとかだったせいもあり、今回1人のアスリートの紹介に段落もなく延々と名言⁺解説だったのでいささか読みづらかったです。

まとめ

いかがでしたか。今回は児玉光雄さんの著書『下手な人生論よりトップアスリートの名言』について紹介致しました。
いささか古い本だし、ビジネス書や自己啓発本ばかりの旦那の本棚になぜこんなものが・・・?と思いながら手に取ってみたらなんおいうかビジネスや実生活にも役立ちそうな内容でした。

また、スポーツに疎い私でも知っているような有名選手にスポットを当てていたので分かり易かったですが、その有名選手の発言ですら知らなかったような言葉で溢れていて、単に読み物としても楽しかったです。
いや、選手は”努力の人”だというのは十分に理解していましたが、これからはもっと見る目が変わりますね!!

今何か読み物を探している人は是非、本書を読んでみては。