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よく、稲荷神社などのご祭神として知られている”ウカノミタマノカミ”。
どんな神様でなんのご利益があるのでしょうか。
この記事ではそんなウカノミタマノカミ様について深掘りしていきます。
- ウカノミタマノカミの意味やご利益
- 関係のある神様など
- ウカノミタマノカミに会える神社
Contents
ウカノミタマノカミとはどんな神様?
古事記・日本書紀でそれぞれ表記が異なるよ。
※読み方ほ同じです(`・ω・´)
- 古事記・・・・宇迦之御魂神
- 日本書紀・・・倉稲魂命
お稲荷さんの名前で親しまれる稲荷伸として有名で、庶民に広く信仰されています。
“ウカ”というのは”食(ウケ)”のことで、食物を司る神です。
他に、稲荷大明神、三狐神、御食津神など様々な呼び名があります。
主なご利益
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 所願成就
稲荷信仰が盛んになるにつれ、商業が栄え、農村から都市に伝わると商売繁盛や所願成就なども一緒に願われるようになりました。
だから小さいものでも商店街には稲荷神社が設置されているんですね💡
また、家の敷地に鎮まる屋敷神として祀られることも。
古い家だと庭に小さな祠があったりしますよね。それです。
昔から人々の暮らしに欠かせない存在だったようです。
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関係が深い神様
『古事記』『日本書紀』でそれぞれの神様との関係性が変わってきます。
須佐之男命(スサノオノミコト)
ご存知ヤマタノオロチ退治で有名な英雄です。
姉弟にアマテラス&ツクヨミがおり、海を司る神様です。
ニートだったりマザコンだったりの一面がある男で日本神話の中でも話題に欠かない男ですwwwwwww
神大市比売(カムオオイチヒメ)
スサノオの後妻。娘のウカノミタマノカミと同じく農耕神・食料神として有名です。
また『大市』の名から”市場の守護神”としても性格もあります。
大歳神(オオトシノカミ)
同じく神大市比売の子供で一年の収穫をあらわす年穀の神。母子・兄妹ともども農耕神として祀られています。
イザナギ
国産み・神産みの神で、イザナギ&イザナミが飢えてショボーンな時に彼女が生まれました。
よって『食』を司る神になった模様。
イザナミ
イザナギの奥さん。多くの国や神を産んだ女神。
死後黄泉の国へ行ってしまったので”死”を司る神としても知られています。
荼枳尼天

仏教における神ですが、神仏習合令により、ウカノミタマノカミの化身として祀られるようになりました。
狐の精とされる天女ですが、ウカノミタマノカミも狐を使いにしていることからなるほど、共通点があります。
祀られている主な神社
その数は全国に3幡ほど、摂社や末社などの小さなものも含めると5万社以上とのこと。スゲー!!
伏見稲荷大社
全国の稲荷神社の総本社。もとは秦氏が建てた稲の神を祀る神社でしたが、東寺の建立により更に朝廷や民衆に知られる存在に。
神道だけでなく仏教としても重要なお社だったんですね。
いつかは行ってみたいです(∩´∀`)∩
まとめ
- 『ウカノミタマノカミ』は食物を司る農耕神ですが稲荷信仰の広がりとともに商売繁盛などのご利益にも期待大!!
- 狐を使いとしています
- 『古事記』『日本書紀』によって系譜が違う
いかがでしたか。今回は稲荷神社によく祀られている『ウカノミタマノカミ』について紹介致しました。
穀物の神という事から、農村部で厚く信仰され、また信仰の広がりに伴い都市部では商売繁盛の神としても祀られているんですね!!
『ウカノミタマノカミ』というと(え?}(;´・ω・)という感じですが『お稲荷さん』と言われればすごく親しみを持てますね!!(`・ω・´)
稲荷神社は住宅地や商店街など身近な場所にあり、大きな神社の境内神社としてもよく見かけます。
稲荷社を見つけたら、『お稲荷さん』っていう女神様がいるんだなーと気に留めてみてはいかがでしょうか。

- 日本の神様の解剖図鑑(平藤喜久子 エクスナレッジ)