書評

【川越市】転職神主の『神主はつらいよ』を読んだ感想 内容などまとめ

やす田
やす田
こんにちは、やす田です。川越市民になって早1年半、面白そうな本を見つけたので紹介致します。

いつもお読みいただきありがとうございます。

夫の転勤についてきて住み始めた川越市ですが、コロナ禍の為あまり観光できていない状況です。
古い街なので神社や寺院が多く、寺社巡りが好きな私にはウハウハですが子供も生まれてあまり長くお散歩も出来ず近場しか行けていないという残念な感じです(´・ω・`)

そんな中、夫が所有する書籍で面白そうなものを発見したよ💡

神主はつらいよ

本書は川越市内にある神社の神主を務める著者が書いたもの。
神社におけるご利益などだけでなくその裏側の業務みついて紹介さらたもので大変興味深い1冊です。

この記事でわかること
  • 『神主はつらいよ』の概要
  • 実際に読んでみた感想




著者:新井 俊邦さんについて

やす田
やす田
古尾谷八幡神社の宮司さん兼経営コンサルもしています。

生まれも育ちも埼玉県は川越市。
元々エンジニアとしてお仕事をしていましたが父の病を機に宮司のお仕事を継いだという転職神主さん。
川越市にある古尾谷八幡神社、古谷神社、堀兼神社など14の神社を兼務。たくましすぎる!!

他にも中小企業診断士としてコンサルティングも行っています。
今や弱小神社の宮司さんは副業をするのが当たり前なんだとか・・・。
そんなわけでSNSは宮司・コンサルと2つの顔をもっています。

宮司さんバージョン

古尾谷八幡神社 宮司 新井俊邦/「神主はつらいよ~小さな神社のあまから業務日誌」(好評発売中)(@kannushi862)さん / Twitter
新井俊邦(@kannushi862) • Instagram写真と動画

コンサルタントバージョン

古尾谷八幡神社 宮司 新井俊邦(@Furuoyashrine)さん / Twitter
(4) 新井 俊邦 | Facebook
新井 俊邦(@toshikn2) • Instagram写真と動画

なお、出版物は今のところ本書だけの模様です(2022年11月現在)。

『神主はつらいよ』の概要

やす田
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神主のお仕事の裏側を描いたエッセイです。

サラリーマンから宮司に転職したいきさつや日々の業務などを綴っています。

著者 新井俊邦
刊行年月日 2022年11月1日
価格 ¥1,300(税別)
体裁 240ページ/四六判/ソフトカバー

『神主はつらいよ』の目次を少しだけ紹介

  1. ある日突然、神主になりました
  2. 弱小神社の神主に休息はない!
  3. 神社に出没する困った人たち
  4. 神社にも押し寄せる近代化の波!
  5. 知ってトクする神様の教え、神社の活用方法

の5章から成りますが、さらに細かい段落にわかれています。
神主に転職したきっかけ、業務内容の他、宮司の階級や神社での作法なども紹介しています。

やす田
やす田
自分の事、神社のことに触れていますが、タイトルの通りガチめの業務日誌です。

専門用語はきちんと解説されているので寺社についてよく分からい人でも読みやすいです。
ちょくちょく挿絵があり愉快。
業務日誌でありながら、参拝する私達に向けた注意点などもあります。

またギャグを交えたりと、神職さんといえども普通のオジサンなんだなーと思わせられる1冊です。
本人と神社名以外はすべて仮名とのこと。

こんな人のおすすめです

  • 神社が好きな人
  • 神社の業務に興味がある人
  • 川越市が好きな人

神社の御朱印や神様についてまとめている書籍は多数ありますが、神主の業務について記している本はあまり見た事がないので、裏側に興味のある人におすすめ。
舞台は川越市なので、川越を知っている人だったら『あの神社か💡』という風に情景を思い出しながら読めるとおもいます。

感想・評価

やす田
やす田
神社の運営に関して初めて知った事も多く大変興味深く勉強になった!!

神社では総代さんという地元の方が運営に協力しているという事を初めて知りました。
お祭りの準備や境内のトイレ掃除なども担ってくれるというから本当に驚き!!
神社の維持管理に欠かせない人物ですね。
しかもボランティアとのこと。任期は3年だけど大変な事です。
神社のマナーや神様の種類、ご利益などばかり調べていた私には初めて知る事柄でした。
働いていない世代の方が務めてくれることが多いらしいですが、昨今は定年の延長や孫の世話などでなり手が少ないのが悩みだって。
今後は参拝する時に総代さんへの感謝も忘れずにしようと思いました。

また小さな神社の兼務についても💡
寺社巡りをしていて、小さい無人の神社はよくあるります。
境内や社殿が荒れていなければきちんと管理はされているんだなー!!というのが分かりますが、この著者のように14社も兼務しているのは驚き!!
たまーに、拝殿や無人の社務所に『○○神社と兼務している為、御用の方はこちらまで』と電話番号記載されていることがあります。
その際にはそちらの別神社で、無人神社のほうの御朱印を頂けることもあるので、兼務先を書いてくれているとけっこうありがたい。

本書の内容は普通に業務日誌だなー!!という印象ですがこのように初めて知れることも多かったのでとても楽しく読めました。

やす田
やす田
紹介されている神社の活用法やマナーは当たり前すぎる事が書かれているので新たな発見は無かったです。

5章には神社におけるマナーや神職の階級についてふれていますが、『うん、知ってる』という事ばかりでした。
鳥居のくぐり方や参道の歩き方、手水舎でのマナーなど。
また、神職の階級は袴の色で違う、とか。

神社初心者にはタメになるお話かもですが、当ブログでも数々の神社を取り上げてきたり趣味で神社検定を取得していた私には今更感のある内容でした。
もうちょっと神職ならではの視点でのマナーなどを教えてもらえたら嬉しかった!!

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まとめ

  • 『神主はつらいよ』は著者がサラリーマンから神主に転職した経緯や神社運営に関する苦労などを紹介したエッセイです
  • 神社の管理維持、行事などの雑務について触れています
  • 参拝のマナーも学べます

いかがでしたか。今回は旦那の私物『神主はつらいよ とある小さな神社のあまから業務日誌』について紹介しました。
こちらで紹介されている、”とある小さな神社”というのは、川越市にある古尾谷八幡神社なのですが1,000年を超える歴史を持つ古社で、本殿は埼玉県の有形文化財に指定されています。

私は車を持っていないので実はまだ1度もその神社に行った事がないんですよね・・・。
川越市は古い街なので、寺社が多くとても楽しいです。
現在は子供もうまれなかなか遠出が出来ないので落ち着いたら一度参拝してみたいと思います💡(∩´∀`)∩

やす田
やす田
14の神社、全ての名前を紹介されている訳じゃないので全部は回れないのですが、紹介されている分は行ってみるぞー!!

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