いつもお読みいただきありがとうございます。
寺社巡りが趣味の私です。
神社・お寺ではよく龍のモチーフを見かけますね。
龍に限らず寺社には様々な動物を象ったものが存在します。
それは、神使(しんし)という神の使いとして意味があり、崇められています。
この記事では、神使の龍について掘り下げていきたいと思います。
- 『龍』のご利益
- 関係が深い寺社など
龍のご利益や意味
その起源は古代中国。中国では古来より龍は天帝(天界の帝)と人間界を仲立ちする神獣と考えられていました。
始皇帝の頃より龍は中国皇帝のシンボルとなっているよ💡
実はもともと中国東北部の畑作地帯で信仰されていました。
それが中国南部の稲作地帯に伝来した時、うねうね具合がヘビっぽかったので、ヘビにかわり龍が信仰されるようになったと言われています。
(ヘビは川や池を司る神として稲作には重要な神でした。)
その後、日本に稲作が伝来するとともに、龍神信仰も伝わったと言われています。
主なご利益
- 五穀豊穣
- 雨乞い
- 開運
先述の通り、畑作・稲作の際に信仰されていたので五穀豊穣には抜群です。
また、水神として崇められているので水辺にいるよ。
↓こちらは清水寺の手水舎。超かっこE(*♡▽♡)
↓川越氷川神社の手水舎。これはよく見るタイプですね~!!
関係が深い神仏
釈迦牟尼仏
八大龍王
龍ははじめはお釈迦様の布教を妨害する邪神でしたが、後にお釈迦様に帰依し仏教の守護神となっています。←こいつが龍王。
龍子姫神
秋田県は仙北市に伝わる伝説で、その昔田沢湖がまだ田沢潟と言われていた頃、地域の絶世の美女”辰子”ちゃんは『永遠の美貌をGETしたい♡』という願いを叶えるべく湧き水を飲み干したら『龍』になってしまったといわれています。
今、田沢湖が冬でも凍らないのは田沢湖に『龍』となった辰子が泳いでいるからなんですって。
辰子ちゃんは秋田県の御座石神社に祀られているよ。

祀られている主な寺社
- 岩木山神社
- 九頭龍神社
- 田無神社
など
岩木山神社の手水舎は長い柄杓と、龍の顔から出る水がSUGEEEEEE!!とパワースポットとして有名です。
九頭龍神社や田無神社は関東圏内にあるので、こっちに住んでるうちに行ってみたいなー!!
まとめ
- 寺社にいる龍はもともとのヘビと同一視されています
- 龍神信仰は中国の文化が稲作と共に日本に伝わったもの
- 水神としての役割から水辺にいることが多い
いかがでしたか。今回は神社仏閣でよく見かける『龍』について紹介致しました。
色々調べてみるとなるほど、手水舎などの水辺にいることに納得です。
寺社だと狛犬や狐なんかはよく見かけますね。
探してみると龍以外にも本当に多くの神使としての動物がいるよ。
探してみても楽しいので是非、気にしながら参拝してみてください。

- 神社の動物図鑑(二見書房)
- 日本のたしなみ帖 縁起物