いつもお読みいただきありがとうございます。
春に甥っこが一人で遊びに来てくれたので楽しく過ごしていたら窓から見える電柱に巣くっていたのを見つけてくれました。2人でしばらく眺めていましたが、その後一人でも観察を続けました。
- カラスの生態
- カラスの営巣の様子
カラスの生態について 種類や分布、子育てなど
世界的に数多くのカラスが存在し、その数は25属128種類と言われています。
日本に生息するカラスで主に私たちがみているのが、ハシブトガラスまたはハシボソガラスです。(※他に渡りの種類も存在。)
今回の観察の対象は、おそらくですがハシボソガラスではないかなと思います。
ハシブトガラス
Wikipediaより引用
- 全長56cm:翼開長100m
- 体重550~750g
- くちばしが太い
- 分布:ユーラシア大陸東部
産卵期は4月で2~5個ほどの卵を産みます。
童謡の🎵『可愛い七つの子があるからよ~』というのは間違いですね。
卵を温めるのは雌の役目ですが雛への餌やりは両親で行います。雛は1か月程で巣立ちます。
ハシボソガラス
Wikipediaより引用
- 全長50cm(ハシブトガラスより小さめ)
- くちばしが細い
- 分布:ユーラシア大陸東部、西部
分布:ユーラシア大陸東部、西部[/box04]
産卵期は4月で3~5個の卵を産みます。
こちらも主に雌が卵を温めて雄が狩りに行きます。雛への餌やりは両親で行います。雛は1か月程で巣立ちます。
観察日記
5月27日
初めて見つけた時には既にこの態勢でした。甥が『カー』と叫んでも微動だにしません。
大人気なくこの日から毎朝おもちゃの単眼鏡で観察を始めます。
そういえばですが、このころから近隣でのカラスの鳴き声がうるさいような気がしていました。
5月29日
一応毎朝10:00頃に撮影していますが、巣の上にいるというより巣の中へという印象に。しばらく特に動きはありません。
6月1日
この日は対のカラスがいたのですがシャッターが間に合いませんでしたorz
しかしながら巣が若干目線より上の為、中を見る事が出来ず。
仕事柄深夜に帰宅するのですが、夜でも近隣をカラスが飛び回り、鳴き声もありました。
6月7日
変わらず毎朝観察していたのですが、どうもこちらに気付いている感じがしたのでこの日から撮影を断念。ストレスなく子育てして欲しいです。
その後
孵化した後、1か月後の巣立ちに備えて飛ぶ練習などしていたと思いますが、マンションの駐車場に1羽の仔カラスの死骸を確認しました(´・ω・`)すぐに管理人さんが片付けてくれましたが巣立ちを見届けることが出来ず残念です。
何匹孵化したの分かりませんが無事に巣立っていますように。
気が付くとカラスは巣に帰ってくることなく、その後の台風で巣自体が消えてしましました。
まとめ
- 普段私たちが見ているのはハシボソガラスかハシブトガラス
- 産卵期は春頃で、雛は1か月程で巣立つ
- 営巣は産卵期のみ
いかがでしたか。営巣は人目につかない場所で行っておりましたが、近年では街中の方が餌や巣の材料が豊富だったり、天敵の猛禽類などがいないことから、電柱や庭の木などに巣作りをする事も多いそうです。
ですが、今回の様に電柱に巣くってしまった場合ショートの原因となり、また近隣の農作物にも被害が及ぶおそれがあるため注意が必要です。繁殖期は警戒心も強い為、無理に撤去せずお住まいの自治体にご相談ください。