いつもお読みいただきありがとうございます。
秋田市に住んでいた頃、よく千秋公園へお散歩に行っていたのですが公園の敷地内には神社があってたまに参拝していました。
今回は與次郎狐の伝説が残る與次郎稲荷神社の紹介です。
千秋公園は自宅からも職場からも近く、桜やつつじの名所でもありましたので本当によく行きました。
当神社は、稲荷神社にありがちな鳥居がいくつもある神社でとても小さいですが可愛いキツネの像も多かったので本当に印象深いです。
- 與次郎稲荷神社の由緒
- 與次郎狐の伝説とは
- アクセス
Contents
與次郎稲荷神社の魅力を紹介!!
隣にある八幡秋田神社の境内神社です。
別神社だと思っていたけど境内社だったんだねー。
⛩鳥居⛩
大きな石造りの明神鳥居の奥に、朱塗りの鳥居が連なっています。
⛩狐たち⛩
一番初めに狛犬がいて、その後は沢山のお狐さまがいるよ。
稲穂や巻物など様々な持ち物がありますね。子持ちちゃんもcuteです。
神使ではありませんが、狐ちゃんは持ち物によってそれぞれ意味があるようなので気になる方は以下の記事を参考にしてみてね!!
⛩手水舎⛩
ダイナミックな龍のデザイン。
⛩拝殿⛩
普通の小屋感漂う造り。写真を撮影している私達がうつっていますね!!(モザイク済だけど気にしてはいけないよwwww)
幅の狭い階段(土禁)がありその上にお賽銭箱があります。
由緒
慶長年間 – 久保田城三ノ丸八幡山の小八幡別当寺・金乗院境内に与次郎稲荷神社が建立される。
金乗院は寛文元年(1661年)までに城下手形休下町から八幡山へ移転してきたもので、与次郎稲荷神社はそれ以前から八幡山あるいは北ノ丸に所在していたが金乗院境内へ移設されたとする説もある[5]。
明和4年(1767年) – 外町大火で焼失した寺町の大八幡と一乗院が八幡山へ移転し、金乗院が別当を解かれ北ノ丸へ移転。この際、与次郎稲荷神社も北ノ丸へ移転したとみられる[6]。
天保 – 弘化年間(1831 – 1847年) – この頃、金乗院が三ノ丸東方へ移転。与次郎稲荷神社はそのまま北ノ丸に残ったとみられる[5]。
嘉永2年(1849年) – 保戸野金砂町の東清寺境内へ移転。万延2年(1861年)とする説もある[7]。
1892年(明治25年)6月26日 – 本丸(現在地)へ移転。明治29年8月とする史料もある[8]。
1926年(昭和元年) – 現在の社殿が完成 。
1966年(昭和41年)4月1日 – 住居表示実施に伴う区画変更で、所在地が千秋公園になる。wikipediaより引用
御朱印は無し
拝殿に普通にインターホンがあったので呼び出しておばちゃんに聞いたところ、無いんですって。
『ごめんなさいねー』って言っていたよ。
どんな神様?ご利益は?
普通神社にいる狐は神の使いというポジションだけど、ここでは狐そのものを祀っているよ。
- 商売繁盛
- スポーツ
與次郎はもともと飛脚のお仕事をしていて足も速かったのでスポーツの神としても信仰を集めています。
- 不明
與次郎
実はご祭神は不明という事になっていますが、與次郎の御霊を祀って建立された神社なので、ここでは與次郎について説明するよ。
- 佐竹氏が久保田城を築城した際に住処を奪われた狐が、藩主・佐竹義宣へ代わりの土地を要求。
- そのかわり、急用の際には飛脚となり江戸まで往復6日で行っちゃうよ!!
- やったぜ!!それなら城北の茶園近くの土地をあげるよ!!秋田に転身する前に茶園守の与次郎という家臣がいたのでその名前を貰ったものです。
- ある日江戸までの道中の六田村(山形県東根市)にある飛脚宿の男・間右衛門は最近飛脚の仕事が少ない事に気づく。
- 与次郎の噂を聞きつけ猟師の谷蔵と狐を始末してしまうことを思いつく。
- 悪党たちは奪った金を分け合い、与次郎の肉を食べてしまった。
- その夜から六田村の人々が狂い奇行をするようになり一か月の間に17名が死亡。
- 幕府の代官・杉本伊兵衛が惨状を確認し、この地に祀るので怒りを鎮めるよう説得し騒ぎは収まりました。
- 秋田藩主・義宣も久保田城内に与次郎を祀る神社を建立。
- なお、悪党どもは無くなり子孫も絶えたとのことです。
というのが与次郎伝説です。
なので、與次郎稲荷神社は秋田と山形に2か所あるんですね。
秋田藩主が江戸に赴く際は必ず六田の神社にも参拝したようだよ。
六田(東根市)でのご祭神は応神天皇(八幡神)、保食神、与次郎大人之霊ということになっていますが、秋田の神社ではご祭神不詳。
しかし八幡神社の境内社ですがらいずれも八幡神とのかかわりは深いようです。
思い出
初めて秋田神社に参拝した時に行ってきました!!
よく彌高神社には行っていたのに公園の上の方の神社には行っていなかったと気づいたよ。
行ったのは冬だったので拝殿はぴったり閉まっていましたwwwww
その後から千秋公園に行く際はちょくちょく参拝させて頂いているよ。
転勤前にぼっちで市内の観光巡りをしました
当時、秋田駅に掲示されていた街歩きコースを巡る一人旅。
主に千秋公園を歩くのはAコースで、まだ3月で肌寒かったです。
blogに掲載している写真はこの時に撮ったもの。
千秋公園はよく行っていますが、佐竹史料館など初めて入った施設もありなかなか面白かったよ。
お散歩とかお花見じゃなくて歴史探訪の視点でみるとまた違った楽しさがありました。私も年をとったのかなwwwwwww
里帰り中に友人と行ってきたよ!!
コロナ禍に県外から里帰りする私は、産院の指示で早めに地元へ。
陸の孤島みたいな限界集落だったので毎週末友人が遊びに来てくれるのはすごく嬉しかったな✨
大仙市に生絞りモンブランのお店が出来たという事で、寺社巡りをしながら行ってきたよ。
拝殿の写真はこの時に撮影したものです。
友人とも毎年お花見したり、彌高神社にも何度か行ったのにこれまた公園の上の方の神社に行ってない事に気づいて参拝したよwwwww
そのおかげかがっちりとした子が生まれました!!
アクセス
📪 | 〒010-0876 秋田県秋田市千秋公園1−9 稲荷神社 |
---|---|
☎ | 018-832-2066 |
🅿 | なし 公園のパーキングあり |
公園内の神社なので専用の駐車場はありませんが、公演のパーキングの他、駅前なので少し歩けばパーキングは結構あります。
まとめ
- 與次郎稲荷神社は秋田市と東根市にある與次郎狐を祀った神社です
- 秋田市の神社ではご祭神が不明
- 御朱印はありません
いかがでしたか。今回は秋田市の千秋公園内にある與次郎稲荷神社の紹介でした。
神使ではなく狐自体を祀る非常に珍しい神社です。
秋田藩主に仕えいたことでそのころからある神社だとおもうと感慨深いとともに、与次郎の最期に胸が痛みます。
御朱印はないものの、おばちゃんが常駐している気配がするので今度行った時は与次郎についても色々と聞いてみたいです。
公園内にあるので、お散歩のついででも是非参拝してみてはいかがでしょうか。