いつもお読みいただきありがとうございます。
ソープランドとは、お風呂のある個室で男性客に性的なサービスを行う風俗店の事です。
男性の方なら一度は利用した事があるかもしれませんね。
今回はそんなソープランドで働いていた方の体験談を物語調で紹介している1冊の紹介です。
こちらも例に漏れず旦那の私物ですが、経済学などの本に紛れてなんでこんなの持ってるのwwwww
上司のお下がりだそうですwwwww
一応読んでみたので感想をまとめました。
- 『ソープランドでボーイをしていました』の概要&感想
- ソープランドでの労働形態
本書の舞台は吉原(現在の東京都台東区)ですが、私も秋田市での繁華街勤務が長く、知り合いにソープのボーイもいます。
(※秋田市は飲み屋街とソープ街は隣り合わせです。)
そこで私の知るソープの実態と、本書で紹介されているソープの実態の比較もしてみました。
ソープランドは風俗嬢だけでなくボーイさんも高給なので、興味のある方は参考にしてみてください。
Contents
著書:玉井次郎さんについて
本書によると、本業の傍ら株式投資の沼にハマり、投資1本の生活にしたころ負けを繰り返し困窮していったそう。
調理師として再スタートを切ったは良いが、東日本大震災の影響で失業orz
生活の為に東京・吉原へ出稼ぎに行くことに。
8か月ほどのソープランド勤務後は、前職の同僚の紹介で再度、調理師として働いているようです。
副料理長・副店長としても活躍している様子。よかったね!!
(3) 玉井次郎さん (@zljyFxCpNvgPya2) / Twitter | |
(15) 玉井次郎 | Facebook | |
玉井次郎ブログ 人間万事塞翁が馬 (fc2.com) |
主な著書
ソープランドでボーイをしていました 1 コミック | |
ソープランドでボーイをしていました 2 コミック |
著書は本書のみですが、コミック版として1、2巻が発売されています。
『ソープランドでボーイをしていました』の概要
著者紹介でも記載した通り、生活の為吉原へ出稼ぎに出て高級ソープランドで働いた体験記をまとめています。
給与や労働形態・客層・嬢のサービス内容など。
著者 | 玉井次郎 |
---|---|
刊行年月日 | 2014年2月19日 |
価格 | ¥590(税別) |
体裁 | 単行本/166ページ/ソフトカバー |
『ソープランドでボーイをしていました』の目次を少しだけ紹介
- どん底
- 50歳の新人ボーイ
- シンデレラ城に集う人々
- 秋の吉原
- 吉原が揺れた日
- さらばシンデレラ城
の6章から成り、出来事は細分化され読みやすい段落にまとめられています。
タイトルからも推測できる通り、人生どん底の主人公がソープ店・シンデレラ城(仮名)を舞台に奮闘するお話。
様々なお客や閑散期の営業などの他、他の人気店が売春禁止法違反で摘発されたお話など。
震災や摘発話などはニュースでご存知だとは思いますが当事者の生々しい視点に迫力があります。
高級店が舞台なので、よく聞くような貧困女子はいないものの、男性陣は裕福とは言い難い人たちばかりが集まっていました。
私の知る限りのソープ(秋田市某店)とはかなり異なっており、やはり激戦区ならではの緊張感が伝わります。
私だったらボーイとしてでも働きたくないでござる。
こんな人におすすめです
- ソープランドで働いてみたい人
- ソープランドの裏側を知りたい人
- 物語が好きな人
など。単純に読み物としても十分に楽しく読めます。
先述の通り、ソープランドのボーイさん目線での話なので、風俗嬢にも勉強になることがあるかも?
労働条件や給与形態の紹介であったり、『へー』と思う事は沢山ありました。
但し、震災直後のお話なので、現在ではもう少し労働条件は改善されているのではないかと思います。
こういうこともあるんだな程度に留めておくほうがよいでしょう。
感想・評価
全6章の中でも、段落ごとにタイトルがついており、電車内や病院の待ち時間などでも読みやすく助かりました。
読むのが遅い私でも1週間以内で読めたよー(隙間時間のみで)。
また、
私も当時は主人公と同じく調理師だったので厨房勤務でかなりの揺れがあり、時間も経っていたので思い出すことも少なくなっていましたが、読んだ時に一気に思い出してしまったよorz
私は秋田市在住でしたけれども、主人公は仙台在住だったので私の感じた揺れよりさぞ大きかったでしょうね・・・(´・ω・`)
私はソープ利用はありませんが、大体の仕事内容は把握しているつもりですし、嬢にかかる庶務もある程度分かるものばかりです。
なので、新しく『こんな業務があるのか!!』などといった事は無かったですが、先述の通り知り合いのボーイさんとあまりにも待遇が違う為、ところ変わればこんな人もいるんだなー!!程度には勉強になりました。
思っていたほどいい仕事じゃないしね(;´・ω・)
本書で紹介されていた労働条件と私の知人の労働条件の比較
ざっと下記の通りですが、主に肉体労働です(´・ω・`)
清掃、呼び込み、ドリンクやフードの提供など基本的に全て。
- 日給1万
- ボーナスあり(1か月)
- am11:00~am0:00(休憩2時間)
- 休暇 月3回
- 雇用保険など無し
- 寮費無料(職場から徒歩5分)
うげー。高級店といってもブラックっぽいですねー!!
寮費無料は魅力的ですが、2DKに男4人のルームシェア。嫌すぎる・・・/(^o^)\
ちなみに家賃の他、光熱費や備品は職場持ちとのこと。
例え月27日働いたとしても27万。
こんな生活じゃお金を使う暇は無いかもですが、社会保障も無いので自分で掛けなきゃだし大変だー!!
時給換算で¥1,100程度。派遣の方が高いんじゃ・・・(;´・ω・)
※2012年頃のものなので、現在では労働条件はもっと改善されているかもしれません。
一応、労働基準法においては、最低でも休日は週1、1日8時間勤務と定められています。
週40時間を超える場合は給与が25%増しになります。
根ほり葉ほり聞いている訳では無いですが、付き合いの中で教えてもらった事。
- 給与は不明ですが良いらしい
- 年2回ボーナス(1回につき100万程度)
- 夕方~夜まで(交代勤務)
- 休暇・社会保障は不明
玉井さんとだいぶ違いますね(;´・ω・)
給与は聞いたことありませんがボーナスはそのくらいと言っていました。
また、清掃などは別に雇っているらしく、勤務も交代制の為労働条件も良さそうです。
本人も楽しいらしく辞めたくは無いとのこと。
ソープのボーイ⁼これ↑だと思っていたので、本書を読んでちょっとびっくり。
話の中に、『給料は一流、仕事は三流じゃ困る』というフレーズがありましたが、給料に労働が見合っていないんじゃ・・・とも思ったり(;´・ω・)
それでも土地柄や時代背景もあったのかもしれませんが。
まとめ
- 『ソープランドでボーイをしていました』は玉井次郎氏の体験談をもとに描かれたノンフィクション作品です
- ソープランドの様々な事情が男性従業員目線で書かれている
いかがでしたか。今回は旦那の本棚に何故かあった『ソープランドでボーイをしていました』について感想などをまとめました。
嬢目線で描かれているものが多いジャンルの中、珍しい作品かと思います。
主人公が実際に勤務していた日々をメモしていて、後に出版されているので当時のリアルな体験を覗くことができます。
私の知人の話なども一緒にまとめていますが、地域やお店によっても労働条件は異なってくるかと思うので、実際に働いてみたい方は求人誌やお店で直接聞くようにしましょう。
お家時間が増えている今、気軽な読み物として読んでみても楽しいかも!!